余談

この本が書かれているところを、ずっと見てきました。
毎日夜中まで、文章を書いたり、パワーポイントで図を描いたり
真夜中に原稿を出しにコンビニに行ったり・・


これから、デバイスドライバなどの業界に入ってくる人には、
難しい本しかなくて、とても敷居が高い。
そして、本人が直接伝えられることには、限界があります。
あの忙しい中、一緒に仕事している方や、後の世代への指標をなるような資料を作りたい
という情熱があってこそ、できた事だと思います。


本は、決して作者一人で作られるものではありません。
編集者さんを初めとする出版社の方々、本文のデザイナーさん、
表紙のデザイナーさん、印刷屋さん
営業さん、そして、、本屋さん・・
どんな「モノ」でもそうですが、店頭に並ぶまで、
沢山の方の尽力があってのもの。


ちょっと値段が高いと思われるかもしれませんが
他の同じ分野の専門書に比べると安いですし
今までの著書の中で最高傑作だと思います。


作者が早速正誤表を載せているのには、誠意だと思います。
印刷する前に修正すれば、という意見もあるかと思いますが
スケジュールのおしりが決まっていた関係で、校正に当てられる期間も短かく
仕事が終わった後、何度も夜中にコンビニに原稿を出しに
行っていました。


私が、この本についてコメントするのは恐れ多いですし
あやさんが言うから、余計信じられなくなっちゃった、思われたりしたら
迷惑をかけると思いましたが、作者を一番側で見てきた者として
少しでもこの本について、込められたものを伝えることができたらと思いました。