花粉症

ずっと同じプロジェクトでやってきた方の送別会があった。
プロジェクトの、成功するか否かの最もすさまじい努力を共にしたメンバーのひとりだったので
やめる話を聞いたときは、
みっともなくもぼとぼとと涙が出てしまった。
花粉症ですか?と笑われたが、「そうみたいですね」と平気で話をする自分がいる。


私が当初、VCでのプログラムを始めてから
そこには、手本になるようなソースが沢山あった


上司が私のプログラムを手伝いながら
このプログラムをみてごらん
入社2年で、こんなのが書けるんだよ
すごいね
・・・
そんなプログラムを書いていた人だった。
それくらいのソースを書く人が普通にいる所なのだ。


バグが多かったようだけど、作りが美しかった。
可能性のある人は
ソースをみただけで解ってしまう。


彼は自分のミスで自分を傷つけ、プライドを失って行った
それくらいでへこまなくてもいいのに
へこんでも、叩かれても、次はミスをしなければいいだけなのに


ずるいよ・・
私がその年で、それくらいの力があったら・・


私が業務系で、プロジェクトリーダーになった時
まず、お客様への謝り方から教わった。
自分は悪くなくとも、謝らなくちゃいけない時は
机の木目を数えて、じっと我慢するんだよ・・と。


彼は、IT業界をやめ、友人が立ち上げた会社に協力すると言っていた。
実はもう、ある程度上手く行っているそうで、それを全国展開するのを手伝うとか。
決心が付いたのは、結婚しようと思っていた彼女と、別れてしまったからだという。
そのいきさつを話して(吐いて)もらったのですが、 大変参考になりました。


あんなに忙しかったのに、何時の間にか資格も取って
新しい夢に向かって着々と進んでいるようだ。
最後に、手相をちょっとだけ見た。
ものすごい、強運だった。